シドニー20日-New Zealand’s Employment Opportunities Commissioner(ニュージーランド雇用機会委員会委員)Judy McGregor(ジュディ・マックグレガー)氏は20日、シドニーで開催された会議で、オーストラリアは高齢者の雇用に関し、ニュージーランドよりはるかに遅れをとっていると指摘した。
マックグレガー氏は、ニュージーランドでは65歳以上の人口の12%以上が現役で働いているのに対し、オーストラリアではこの数値は約8.7%と低いと述べ、「オーストラリア政府は高齢者が職場にとどまるように積極的に働きかけていない」と、政府及び雇用者が退職年齢を過ぎた高齢者が働き続けることを奨励する必要性を強調した。
またマックグレガー氏は、「全世界的に人口の高齢化が進んでおり、社会を支えるのに必要な若者の数が不足していくため、高齢者の貢献が必要なのです」と呼びかけた。