国際

ヒックス被告、米軍刑務所から出る最後の手段として有罪を認める

キャンベラ27日-2001年末から、キューバのGuantanamo Bay(グアタナモベイ)米軍刑務所で拘束されているオーストラリア人男性、David Hicks(デイビッド・ヒックス)被告が27日の軍法委員会審問で、有罪を認めた。

審問会の前にヒックス被告と面会した父親Terry Hicks(テリー・ヒックス)氏は、「息子は、地獄のようなグアタナモベイ刑務所での5年間の生活から逃げ出したく、我々に”有罪を認めることが逃げ出すための唯一の方法だから、有罪を認める決断をした”と語った」とABCラジオとのインタビューで語り、ヒックス被告へ十分な救助の手を差し伸べなかったオーストラリア政府を激しく非難した。

米国検察側は、テロ活動の容疑でヒックス被告に懲役20年間の刑を要求していたが、ヒックス被告が有罪を認めたことで減刑されることが予測される。また、米国とオーストラリアの囚人交換条約によって、今年末までにはヒックス被告が帰国し、残りの刑服期間をオーストラリアで服することができる可能性が出てきた。

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