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イラクで2年間拘束されたオーストラリア人男性、帰国する

シドニー29日-反政府活動に関った容疑で逮捕され2年間以上もイラクで拘束されてきたオーストラリア人男性Ahmed Jamal(アーメッド・ジャマール)(24才)が、29日朝帰国した。

ジャマール氏は、2004年9月にバグダッド北東のSulaimaniyah(スライマニヤ)で、過激派聖戦グループに加わろうとした容疑でクルド愛国同盟のメンバーによって逮捕されたが、テロリストとの関係を否認してきた。オーストラリア政府は、クルド政府に対し、同氏を起訴するか解放するか決定するよう要求しつづけてきた。今回のイラク国外追放に関しては、制限付きのパスポートの発行など、様々な条件が付けられた。

朝8時ごろ、灰色のスーツとオレンジのシャツを着てシドニー空港のターミナルから付き添い無しで出てきたジャマール氏は、待ち受ける報道陣へのコメントを拒否した。オーストラリア連邦警察(AFP) のスポークスマンは、特定の件や捜査に関しての発言は出来ないが、「テロ容疑で逮捕されたオーストラリア人は、全て連邦警察の活動対象となる」と語った。

ジャマール氏の兄、Saleh(サーレ)は、シドニーのハーバーブリッジに飛行機を突っ込むと脅迫したことがあると報じられており、テロ活動の容疑でレバノンの刑務所に入れられている。

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