シンガポール1日ーＮＳＷ州のAvoca Beach(アボカ・ビーチ)出身のJackson English（ジャクソン・イングリッシュ）さん（31歳）は、5.5メートルのサーフボードを使用してシンガポールのSentosa Island（セントサ島）からインドネシアのBatam Island(バタム島)までをパドリングで往復するというチャリティーイベントを行った。イングリッシュさんは3月31日朝にシンガポールを出発し、3時間かけてバタム島へ到着。4月1日に4時間かけてシンガポールへ無事帰還した。

シンガポールのUnited World College of Southeast Asia(ユナイティッド・ワールド・カレッジ・オブ・サウスイースト・アジア)で教壇に立つイングリッシュさんは、今回のチャリティーで6万米ドル（7万4400豪ドル）の寄付を募りたいと考えている。イングリッシュさんは、「悪天候だったため、前進するのが困難だった。視界が非常に悪く、岸が見えないときさえあった」と旅を振り返った。

集められた基金は、SurfAid International(サーフエイド・インターナショナル)へ送られる予定。サーフエイド・インターナショナルでは、インドネシアのMentawai Islands(メンタワイ諸島)の村の人々を移動させるための人道援助要員や蚊よけネットを運ぶためのボートを使用するために30万米ドル（37万2323豪ドル）の基金を募っている。イングリッシュさんは、メンタワイ諸島では、マラリア、はしか、破傷風、下痢などの治療可能な病気で命を落とす子供の死亡率が高いと語った。