シドニー7日-NSW州保健省は、医学的な理由がない限り公立病院で帝王切開が行えない新方針を採用する。
Fairfax(フェアファックス)各紙は、新方針が外科出産の安全性に対する懸念から生じたものだと報じた。病院側は帝王切開を行う場合、自然分娩と比較した帝王切開の利点とリスクの詳細を妊婦に説明する義務がある。
アメリカで昨年、500万件の出産を調査した結果、医学的には必要のなかった帝王切開で生まれた新生児は自然分娩の3倍死亡率が高いこということが明らかになった。1000件の帝王切開出産での死亡率は1.77件だったのに対し、同数の自然分娩の死亡率は0.62件にとどまっている。