政治

犯罪歴をもつ政治家が、NSW州の新教育相に任命される

シドニー11日-NSW州野党は、新たなNSW州教育相にMichael Coutts-Trotter(マイケル・コウツトロッター)氏が任命されたことに対し、コウツトロッター氏の犯罪歴を理由に与党の決断に疑問を投げかけた。コウツトロッター氏は、1980年代に麻薬問題で起訴され2年9ヶ月間の服役期間を刑務所で過ごした経歴をもつ。

元ヘロイン中毒者のコウツトロッター氏は、教育相という重要な立場に任命された自分の犯罪歴に、公共が関心を示すのは当然のことだと述べ、「同様なことは前にもありました。就職活動の際には毎回、自分の麻薬中毒者だったという過去を話してきました。話すべきだし、話さなければいけないことです」と、ABCラジオ局とのインタビューで語った。

また、「私の過去で私が判断されることなく、私の仕事ぶりで私が判断される機会を持てることを望みます。犯罪歴をもつ私が政府の重要な立場に任命されたことを逆の目に見てみると、これは人生にはやり直しがきくんだということを人々に示す例だともいえます。私の犯罪歴に世間の注目が集まったことで、私の母や私のような人々に、やり直すことができるんだ、希望はあるんだということを教えることができればと願っています」と語った。

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