シドニー16日―メルボルンの心理学者、Dr Janet Hall(ジャネット・ホール博士)は16日、シドニーで開催されたセックスセラピストの会合で、催眠術によって女性のセックス恐怖症を克服することに成功したと発表した。
セックス恐怖症に悩む女性の中には、膣痙などが原因で性交中に痛みを感じるためにセックスに対して恐怖心を抱いたケースもある。ホール博士は、「催眠術の力によって、女性たちは自分の想像の世界の中でセックスを予行演習をすることができる。この結果、女性たちはセックスに対する否定的なイメージを肯定的なイメージへと転換させることができ、問題に再び対処することができる」と語った。
精子恐怖症のインド人女性は3回のセッションで恐怖症を克服し、現在妊娠中だという。
ホール博士は、催眠療法は効果がないと問題視さえする人が多いが、今回の診療でその効果は明らかになったと語った。博士は参加したセラピストに対し、心因性外陰部疼痛症や慢性陰部痛に悩む女性には肯定的な結果が見られなかったが、セックスに対する恐怖心を克服するために催眠療法を使用し、その効果を探求することを推奨すると語った。