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若者のホームレスの数、過去20年間で倍増

シドニー17日-社会福祉活動従事者によると、国内で14年間に渡って続く好況な経済と縮小が続く賃貸不動産物物件数の悪影響を受けて、過去20年間で国内の12才から25歳の若者のホームレス数はほぼ倍増したという。2001年に行われた国勢調査では、全国で約100,000人がホームレスとなっており、その中35,000人余りが12才から25才となっている。

数十年前には、ホームレスの若者は一時的に問題に面していただけだったが、今のホームレスで高技能を持たない若者達は、少年院出や住居を持つお金もない家族出身の人達で、住居問題だけで全てが解決する問題ではなくなってきている。

National Youth Commission(NYC:全国若者委員会)は、国内の若者のホームレスの実態を調査するために、5月4日に終了する6週間にわたる全国ツアーを行い、14つの都市でフォーラムを開催している。ツアー終了後に、NYCは連邦政府にと州政府に、国内の若者ホームレス問題への対策案を織り込んだ中間報告書を提出予定。

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