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若き天才ピアニスト、アロン・マクミラン氏 死去

メルボルン14日ーオーストラリアで最も才能のあるピアニストの一人、Aaron McMillan(アロン・マクミラン)氏(30歳)が14日朝、シドニーのSacred Heart Hospice(セイクリッド・ハート・ホスピス)で死去した。マクミラン氏は24歳のときにシドニーオペラハウスでコンサートを行い、オペラハウスで演奏を行った最年少のピアニストとなった。

2001年に脳にオレンジほどの大きさの腫瘍が見つかり、闘病から復帰までの様子がABCのAustralian Story(オーストラリアン・ストーリー)で紹介された。しかし、2004年に二次的骨肉腫を発症し、今年初旬には脊髄腫瘍が認められた。健康状態の悪化にも関わらず、マクミラン氏は音楽活動を続け、2004年にはシドニーオペラハウスでソロ演奏を行った。ガンと診断される前、マクミラン氏はオーストラリア、アフリカ、中東地域で500以上のソロリサイタルとコンサートを実施。昨年もシドニーオペラハウスでのコンサートを計画していたが、病状が思わしくなかったため、実現には至らなかった。

University of Wollongong(ウーロンゴン大学)教授でマクミラン氏の友人であるHouston Dunleavy(ヒューストン・ダンリーヴィー)博士は同氏について、自分の意見をはっきりと語り、音楽に対して果てしない意欲と想像力を備えた偉大な人と語った。

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