メルボルン19日ー"Where the Bloody Hell Are You?（一体全体どこにいるんだい？）" オーストラリア観光キャンペーンなど、斬新なアイデアで知られるFran Bailey（フラン・ベイリー）観光大臣。今度は、日本人女優木村佳乃さんが出演するテレビドラマシリーズで、減少する日本人観光客を取り戻す計画を立てているようだ。

News Limited（ニュース社）各紙は、ドラマはオーストラリアで撮影され、日本で放映される予定だと報じた。オーストラリアのソープオペラ（連続メロドラマ）を見たイギリス人観光客増加現象に続けと、ドラマを通じた"ご近所さん効果"を狙う。

労働党観光スポークスマン、Martin Ferguson（マーティン・ファーガソン）によれば、この計画は世間の注目を集めるための宣伝行為であるようだが、ベイリー大臣は1年以内にドラマの放映を開始し、8.5%減少した日本人観光客の取り戻しを目指しているという。大臣は、ドラマの制作費については言及しなかったが、Tourism Australia（オーストラリア政府観光局）のマーケティング予算1億9300万ドルから捻出される模様。

「オーストラリアをぐるりと旅する仲間達の"冒険とオーストラリアらしい出会いにあふれた"ストーリーを考えている」と、ベイリー大臣。木村佳乃さんについては、「日本で大変高い評価を受けている女優」と賞賛した。

木村佳乃さんは昨年、日豪交流年観光広報大使としてオーストラリアを訪れている。