メルボルン23日ー新しい研究結果によると、どこに住むかが体重に影響を与えるという。
メルボルン大学によって3年間にわたって行われた研究の報告書によれば、ファーストフード店舗数が多く、散策道数が少ない郊外ほど、住民は不健康になる傾向があるという。研究をおこなったAnne Kavanagh(アン・カバナフ)准教授は、どの地域に住むかが、食生活、運動習慣、体重に影響を与えることを指摘し、居住地域が裕福な地域か、貧しい地域かという問題が、個人の実際の収入額よりもこれらに大きな影響を与えていると語った。
社会経済的水準の低い地域の住民は、運動量が少なく、body mass index(BMI:肥満度指数)が高い傾向にあり、果物の消費量が低く、不健康な食品を購入する割合が高いという。また、ファーストフードを最低週に一度は食べ、飲酒する傾向も高い。
また、社会経済的水準の低い地域には、水準が高い地域の2倍の数のファーストフード店が存在し、散策道は数キロメートル少ないことが明らかとなった。
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