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安部総理、豪連邦議会で日本人初の演説なるか

キャンベラ28日ー安部晋三内閣総理大臣は、シドニーで9月に開催予定のAPEC(アジア太平洋協力)首脳会談に出席後、キャンベラを訪問し、豪連邦議会で演説を行うことが予定されている。これが実現すれば、安部総理は豪連邦議会で演説を行う最初の日本人となる。

ジョン・ハワード首相は24日、安部総理に電話連絡をし、豪議会へ招待する意を伝えた。国民の支持率を下げ、7月の参議院議員選挙で議会の支配力を失うことが予想されている安部総理にとって、今回の招聘は願ってもない朗報。

Returned and Services League of Australia(RSLA:退役軍人組織)のBill Crews(ビル・クルーズ)会長は、第2次世界大戦をめぐる反日感情はほぼ消滅し、今日では退役軍人もますます強固となる日豪関係を支持しているとした。一方、グリーンピースのSteve Shalhom(スティーブ・シャルホン)豪会長は、安部総理は議会演説で、南海での日本の捕鯨活動の中止を宣言すべきであると主張。総理の議会演説をめぐり、反捕鯨活動家によるデモが行われる可能性もある。

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