シドニー28日―ガソリン価格の高騰と鉄道サービスの向上により、シドニーCityRail(シティーレイル)の利用者数が増加し、ラッシュ時の車内の混雑が問題となっている。
John Watkins(ジョン・ワトキンス)交通相は、電車内の混雑は大都市では避けられない現実であり、現在、収容人数の増加を目的とした計画がすでに準備されているとした。 News Ltd(ニュース社)紙が入手した公式数値によると、1車両につき乗客約80人が立ったまま通勤・通学を強いられているという。ワトキンス交通相によると、今後7年間で座席数を16%(約2万席)増加する計画が不可欠だという。
RailCorp(レイル・コープ)社のVince Graham(ビンス・グラハム)会長は、シティーレイル利用者数は毎年約3%増加しており、この傾向は今後も続くことが予想されると語った。しかし、グラハム氏によると、シドニーのラッシュ時の混雑はロンドンや東京などの大都市と比較するとそれほど深刻ではないという。