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フグを食べた船医が死亡

パース29日ー西オーストラリア州、Dampier(ダムピア)沖で、鉄鋼石運搬船の中国人船医(43歳)が、フグを食べた後、全身麻痺と呼吸困難に陥り、死亡した。

警察によれば、金曜日の夜に、同船医が船員1名と一緒にフグを食べ、その後、船員は具合が悪くなり嘔吐し、土曜日早朝には、船医が全身麻痺と呼吸困難に陥った。同船からの救助要請の連絡を受け、船医の救助に向かった看護士2人が、心肺機能蘇生措置(CPR)を施し、船医はKarratha Hospital(カラサ病院)まで運ばれ治療を受けたが、日曜日の朝に死亡。

もう1人のフグを食べた船員と、船医にCPRを施したもう1人の船員が、CPR中に船医が嘔吐したことで具合が悪くなり、病院で治療を受けた。

フグの内臓には猛毒が含まれており、正しく調理されていないものを食べると、死に至る危険がある。日本では、フグは珍味とされており、特別な資格を持った調理師のみに料理することを許可されている。

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