キャンベラ30日ー会計コンサルティング会社、Grant Thornton(グラント・ソーントン)社が行った調査によれば、オーストラリアの会社経営者は、国際平均労働時間より長く働く傾向があり、一週間の平均労働時間は、仕事中毒といわれるインド人やアルゼンチン人よりわずか1時間少ないだけだという。
今回の調査は、32カ国で7200人の会社経営者が対象とされ、一週間の世界平均労働時間は53時間となっている。オーストラリアの会社経営者の週平均労働時間は、アルメニアやボツワナと同じ56時間、最も労働時間の少なかったイタリアは47時間で、スエーデン、タイ、オランダ、アイルランド、スペインが1時間多い48時間と続いている。
ストレス度の調査では、オーストラリアの会社経営者の41%が前年よりも多いストレスを感じていると回答しており、世界平均の56%より低くなっている。最もストレスの増加を感じているのは中国本土の会社経営者で84%がストレスの増加を訴え、これに台湾の82%、インドの79%、ロシアの76%が続いている。最もストレスの増加を感じている割合が少なかった国はスエーデンで、27%。