ブリスベン4日ーNational Australia Bank(ナショナル・オーストラリア銀行)の元支店マネージャー、Peter Charles Gaff(ピーター・チャールズ・ギャフ)被告(37歳)はBrisbane District Court(ブリスベン地方裁判所)で4日、長期間使用されていない顧客の預金口座から約7万5000ドルを盗んだ詐欺容疑で有罪判決を受けた。地裁は同被告に対し、禁固3年半執行猶予1年の判決を下した。
ギャフ被告は11ヶ月間にわたり、顧客の口座から盗んだ金を自身の口座に20回も振り込んでいる。薬物中毒だった被告は、盗んだ金をスピード(覚せい剤)の購入費用に当てたという。
事態の発覚を恐れた元支店マネージャーは、自身の口座名義を変更したが、最終的に顧客が見覚えのない処理に気付いたことから事態が明るみになった。警察の捜査で、ギャフ被告のバックパックから容疑を裏付ける入金伝票が見つかった。
Milton Griffin(ミルトン・グリフィン)判事は、ギャフ被告の社会的責任は重く、今回の行為は容認できないとする一方、薬物とアルコール依存が被告の行動に大きく影響を与えていたことを認めた。
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