シドニー6日―世界最大の旅客航空機エアバスA380がオーストラリアへの初飛行を終え、6日夜シドニー国際空港に着陸した。
2階建てのA380は、ボーイング747より35%多い乗客収容数555席を持ち、世界の主要国際空港間の長距離運航を目的として設計された。今までの長距離用航空機と比較し、エコノミークラスの座席肩幅が1インチ(2.54センチ)広くなっており、ビジネスクラスには完全に伸ばすことができる座席と、免税品やバーコーナーが設置され、燃費は15%改善されるという。エアバスによれば、A380の発売は、1966年にボーイング747が発表されて以来、航空業界最大の画期的進歩だという。
A380は、7日デモンストレーション飛行を行い、金曜日にTaipei(台北)へ向けシドニー国際空港を飛び立つ予定。