アデレード7日―7日発表された統計によれば、2007年の国内のワイン用ブドウ収穫量は前年より25%減少し、10年来最低レベルとなった。干ばつと霜が、今年のブドウ収穫量減少の主な原因と考えらてれる。
しかし、ワイン醸造量の減少にもかかわらず、国産ワインの輸出量は増加を続けており、5月末までの12ヶ月間に、輸出量は10%増の7億9800万リットル、輸出額は7%増の29億7000万ドルと共に過去最高を記録した。
Winemakers’ Federation(ワイン製造業者連合)代表のStephen Strachan(ステファン・ストラチャン)氏は、「ワイン業界は、過去3年間のワイン過剰製造に続く今年のブドウ収穫量減少を喜ばしく思っており、製造量減少によって、国内ワインの在庫バランスが取り戻されるだろう」と語り、小売価格を押し下げてきた過剰在庫の減少を期待するとした。