シドニー3日―Daily Telegraph(デイリー・テレグラフ)紙は、NSW州政府が救急車の利用料金の引き上げを発表し、これにより地方の居住者らは大きな打撃を受けることになると報じた。
7月1日より導入された新料金制度のもと、救急車の利用料は15%(34ドル)増しで256ドルとなる。これはインフレ率の6倍。それに加えて、地方の居住者は1キロあたり2ドル31セントの追加料金を支払う必要があり、料金は30%増しとなる。
野党は2日、患者への影響が大きいと料金の値上げを非難。
Reba Meagher(レバ・ミーガー)保健相の事務所は、今回の値上げはヘリコプターや固定翼機を使用する航空救急サービスの利用料にも影響を与えるとした。病院間の搬送に使用される救急ヘリの利用料は最初の30分間で3666ドルから4341ドルに引き上げられる。