キャンベラ3日-イギリスで発生したテロ未遂事件に関った容疑で、“模範的市民”とされていたクイーンズランド州の病院で働くインド人医師が逮捕された。
逮捕されたMohammed Haneef(モハメッド・ハニーフ)容疑者(27歳)は、大きな論争となった政府の海外での大々的な求人活動を通して、イギリスのLiverpool(リバプール)からクイーンズランド州政府によって採用され、連邦政府の457査証プログラムによる一時滞在技能者査証を受けて、昨年の9月からゴールドコースト病院で准医師として勤務していた。
Australian Federal Police(AFP:豪連邦警察)によれば、イギリスの関係当局から先週末に情報を受け取り、2日夜にブリスベン空港で、マレーシアのクアラルンプール経由インド行きの航空便に片道航空券を持って搭乗しようとしていたハニーフ容疑者を逮捕したという。ハニーフ容疑者は、勤務先の病院へ退職願い提出していなかった。
今回の逮捕で、連邦政府が実施する457査証プログラムの身元確認方法の信憑性が問題視されている。