【キャンベラ15日AAP】アレグザンダー・ダウナー外相は15日、インドネシアへの渡航は危険が伴うと強く主張し、今月29日に行われるサッカー・アジア杯の決勝戦にオーストラリアが進出した暁には、「全てのオーストラリア人は渡航情報を考慮する必要がある」と述べた。ただ「オーストラリア代表がジャカルタで試合を行うべきか」との問いかけには、明確なコメントを避けた。
豪外務省は先週、インドネシアへの渡航情報を改訂し、テロ襲撃が切迫しているとの懸念を挙げた。ダウナー外相は「渡航情報は政治的なドキュメントではなく、オーストラリア人の安全を守るもの。懸念は実在しており、渡航情報を真摯に受け止めるべきだ」と述べている。
なおオーストラリア代表チーム「サッカールーズ」は決勝トーナメント進出への望みをかけ、16日夜に、タイとの1次リーグ最終戦をバンコクで行う。