【キャンベラ16日AAP】テクニカル・カレッジへの入学者数が目標数に満たないことから、連邦政府はカレッジの運営の見直しを迫られている。
上院に提出された入学データによると、イースト・メルボルン・カレッジへの入学者数は68人で、目標入学数の180人を大きく下回った。NSW州のイラワラでは目標人数50人に対し入学者数は35人。ノーザン・タスマニアは175人に対し120人。サザン・パースは90人に対し63人だった。
労働党によると、目標人数を満たしたテクニカル・カレッジはわずか2校。
オーストラリアTAFE組合会長のマーティン・リオーダン氏は16日、ジュリー・ビショップ連邦教育相とアンドリュー・ロブ職業訓練教育相に今週、学校の運営への入札を撤回するよう書面で求める方針を示した。
野党教育スポークスマンのステファン・スミス氏は、「今後5年にわたり、20万人以上の技術者不足に直面することが予想されるにも関わらず、テクニカル・カレッジでは3年後に設立以来最初の卒業生が誕生するという状況。2010年までにカレッジの学生数は約1万人にしか到達せず、技術者不足の解決策にはならない」と語った。