【ゴ―ルドコースト19日AAP】QLD州ゴールドコーストで19日朝に野生の雄鹿が発見され、警察との1時間余りの追跡劇の末、公共の安全のために銃殺された。
ゴールドコースト南端のバーレーヘッドで朝8時ごろに発見された鹿は、海岸沿いを走って北上、マーメイドビーチで海へ入り、ブロードビーチへ向かった。警察が海岸で鹿を取り押さえようとが、再び走り出し、ブロードビーチでの再度の試みも失敗。その後、交通量の多いゴールドコーストハイウェイ沿いを駆けて、アイル・オブ・カプリを囲む水路へと走っていった。
カランビン野生動物サンクチュアリー館長マット・ヒングレー氏と警察の話し合いの結果、公共の安全のため、追跡劇の際に負傷した足から出血し、極度のストレス状態にあった鹿を銃殺することが決断された。鹿は体重125から155キロほどで、幅120センチほどもある枝角を持っており、極度の興奮状態に陥っていたために鎮静剤が効かないと判断された。
鹿がどこからやってきたのかは判明されていないが、ゴールドコーストの内陸奥地から昨夜出てきたものと考えられている。