【シドニー22日AAP】ケン・モロニーNSW州警察署長は、SIMカード購入の際に厳重な規制を導入することで市民のプライバシーが侵害される懸念はあるものの、テロ防止のためなら仕方がないとした。
同案のもと、SIMカードの購入時には、パスポートや出生証明書の提出が求められるなど厳重な身元確認が行われるという。
同案が提出された背景には、テロ攻撃や組織犯罪においてSIMカードが起爆装置として頻繁に使用されるケースが増加してきたことが挙げられる。SIMカードの販売に厳重な規則を取り入れることによって、犯罪者の追跡が容易になることが予想される。
モロニー氏は、7週間後にシドニーにて開催されるAPEC首脳会議前に同案が施行される可能性は低いとした。