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ジェットスター航空、エンジントラブルで緊急着陸

 【メルボルン23日AAP】乗客300人以上を乗せたジェットスター航空のエアバスA330-200が22日、バンコクからメルボルンへ飛行中にエンジン部分に欠陥が見つかり、バリのデンパサール空港に緊急着陸した。

 機長は、コンピューターでエンジン部分に欠陥を検知し、エンジン1箇所を停止させた。その後、1つのエンジンで約1時間飛行し、午前6時45分ごろ、デンパサール空港に着陸した。着陸後、乗客らは機体の中で2時間待機。その後、バリのホテルへ移動した。

 ジェットスター航空は同日午後1時、乗客らを安全に目的地のメルボルンまで運ぶため、シドニーから別の機体をデンパサール空港へ送った。メルボルンへの到着予定時刻は24日午前2時30分で、当初の予定よりも17時間以上も遅れることになる。

 ジェットスター航空のアラン・ジョイス社長は、「この機体は新しく、今回のエンジントラブルを示唆するような前兆は見られなかった」と話した。また、今回のトラブルは「異例の出来事」だったことから、ジェットスター航空が使用しているほかのエアバス4機は引き続き飛行を続ける予定。今回の件を受け、ジョイス社長は同社がエアバス社に対し損害賠償を求める可能性を示唆した。

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