【キャンベラ24日AAP】24日に出版されたジョン・ハワード首相の伝記で、自由党の新リーダーをめぐりハワード首相とピーター・コステロ財務相の間で緊張が高まっていることが明らかになった。
著者のウェイン・エリングトン氏とピーター・バン・オンセルン氏が行ったインタビューで、コステロ氏はフレイザー政権時代に当時財務相を務めたハワード首相の業績について批判。また、コステロ氏は、ハワード首相がコステロ氏に政治的ダメージを与えるために自由党内のメモをメディアに漏洩した可能性を示唆する発言もしている。
今回の伝記で、ハワード首相と妻のジャネットさんがコステロ氏と妻のタンニャさんをプライベートで首相官邸に招待したことは今までに一度もないことも明らかになっている。
ハワード首相は、次期選挙で自由党のリーダーの座を誰にも譲る気はないとし、退陣の可能性を否定した。