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豪フォード社長、“未来はディーゼルエンジンにかかっている”

 【メルボルン25日AAP】豪フォード社長トム・ゴーマン氏によれば、国内の自動車業界の未来はディーゼルエンジンにかかっているという。

 25日、メルボルンの豪英国商工会議所で講演したゴーマン社長は、日々変化を続ける世界の自動車市場は、気候変動問題に対処するための新たな技術やより環境に優しい燃料の開発に必然的に作用されると述べ、環境問題に対処するためには、ディーゼルエンジンの開発が重要な役割を果たすことを強調した。

 同氏は、「現時点では、二酸化炭素排出量が第一の課題となっており、ディーゼルエンジンで大きな排出量削減が見込まれる」と説明し、最新のディーゼルが、昔の騒音と臭い排気ガスを出す産業用ディーゼルのイメージとは異なり、非常に優れた低速トルクと高い走行性能を実感できる一級のエンジン性能を持つことを訴えた。

 豪フォードは、ジーロング工場の閉鎖に伴う600人の人員削減と、キャンベルフィールド工場で年間4万台のフォーカスを製造するために新たに300人雇用する計画を発表している。

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