【メルボルン12日AAP】アルコール依存症の9歳の少年が拘置所に収監され、VIC州で最年少の収監者となった。同州社会福祉省ではこの少年のアルコール依存症を治療し、彼が犯罪行為を繰り返さないよう取り組んでいる。
この少年は7歳の時に初めて罪を犯し、この2年間に35回も警察の世話になっている。少年のこれまでの犯罪は、自動車盗難や車上荒らしなどで、電車内での暴行容疑もかかっている。警察はこの少年の年齢では罪を問うことができず、少年自身もこのことで警察をあざける発言をしている。
社会福祉省のスポークスマンであるブレンダン・ライアン氏は「少年は児童支援専門家のもとで毎日、集中的なケースマネージメントを受けており、私たちは警察や支援機関と協力して彼の素行に対処し、彼の人生を好転させていきたい」と述べている。