【キャンベラ13日AAP】QLD州出身のスーザン・キーフェル判事(53)が13日夜、最高裁判事に任命され、オーストラリアで史上3人目の女性最高裁判事となった。
男性判事が大部分を占める最高裁判所では、既にスーザン・クレンナン女性判事が活躍をしている。今回のキーフェル氏の任命を受け、史上初、同時期に女性最高裁判事2人が誕生したことになる。
フィリップ・ラドック法務長官は、今回の任命は判事の性別とは何の関連性もないとした。
キーフェル判事は、8月31日付けで退職するイアン・コーリナン判事の代わりに最高裁判事を務めることになる。
キーフェル判事は現在、連邦裁判所の判事を務めており、今回は異例の抜擢。キーフェル判事は15歳で学校を中退。1971年、法律事務所の秘書として勤務を開始。2年後、法律事務員として勤務し、その後司法試験に合格。1987年、勅選弁護士となり、1993年にはQLD州最高裁判所の判事に任命された。翌年、連邦裁判所の判事に任命された。