【シドニー13日AAP】NSW州政府は、菓子類や果物の味がするタバコがティーンエイジャーの喫煙を促進する恐れがあることから、同種のタバコの販売を禁止する法律を制定する予定。
同州政府は連邦政府に対し、同種のタバコの輸入禁止を要求した。
NSW州保健相補佐のベリティー・ファース氏は、「菓子類の味がするタバコのターゲットは若者。菓子類やフルーツの味がしても、喫煙に変わりはない。NSW州では喫煙はがんの主な要因」と語った。
ニュース・リミティッド紙は13日、12歳から17歳の児童14万5000人が少なくとも週1回は喫煙をしていると報じた。
「ティーンエイジャーはさまざまな手段でタバコを入手している。彼らの関心を引くような製品は望ましくない。大手タバコメーカーは既存の法律上課せられた義務から逃れるために、このような製品を使用して巧妙なマーケティングを行うべきではない」とファース氏。
フルーツ味とチョコレート味のタバコは香港とオランダで製造され、トラジャン貿易会社が製品の流通を担当している。