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技術永住ビザ取得に新ルール導入

 【キャンベラ1日AAP】オーストラリアに留学中の海外留学生に、より高い英語力を要求する新ルールが1日、施行された。

 新ルールが取り入れられたのは、技術永住ビザ取得に関するルールであり、このビザの申請者はIELTSという英語試験で6ポイントを取ることが必須となり、英語力の最低基準が底上げされたかたちだ。

 ケビン・アンドリュース移民大臣は、海外留学生の多くが卒業後にオーストラリアで永住権取得と就職を希望しているため、今回の変更によって彼らに大きな影響が及ぶことになるだろうと述べた。その一方で大臣は、高等の大学卒業資格や技術性の高い職業経験、高い英語力などを有する申請者には追加点が与えられるので、永住権取得の可能性が広がることになると続けた。

 今回の変更では、新たに短期滞在ビザが導入されており、海外留学生が職業経験を積んだり英語力を向上するための猶予が与えられる。このビザは、オーストラリアで需要の高い分野を専攻した留学生が、卒業後に取得可能となる。

 この他にも、永住ビザ制度を簡略化するためにビザのカテゴリーやサブクラスの分類数が減らされるなどの変更が行われた。

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