【シドニー9日AAP】ニュース・リミティッド紙は、1日に120人以上の人がホットラインに電話をし、自分の上司、隣人、元恋人の脱税を密告していると報じた。
過去3年間にわたり、14万616人の国民がホットラインを利用して脱税の密告を行っていた。そのうち昨年ホットラインを利用したのは4万5975人。2万7762件が税務調査官によってその後の調査が実施された。
情報公開法のもと、オーストラリア税務局(ATO)がニュース・リミティッド紙に提出した記録によると、通報者が提供する情報が詳細にわたることから、その後の取調べの実施が可能なケースが多く、通報者と告発された人との親密な関係がうかがえる。
2006年から2007年に提供された情報の結果、440万ドル以上の国家歳入の損失が確認された。