【キャンベラ12日AAP】今週に入ってヨーロッパで発生した2件の航空機事故を受け、事故に関係したボンバディア社のQ-400型航空機を運行するカンタス航空は、同型航空機の検査を実施している。
9日にデンマークで、Q-400型航空機の着陸装置が着陸時に折れる事故が発生し、12日には、スカンジナビア航空の同型航空機が、同じく着陸装置の故障が原因でリトアニアに緊急着陸を行った。ボンバディア社は、1万回以上の離着陸を行ったQ-400型航空機の飛行を全世界的に中止するよう警告を出した。
カンタス航空は、ダッシュ8-400としても知られる72人乗りの同航空機7機を、国内地方路線でカンタスリンクの運行に昨年から使用しているが、平均の離着陸回数は5千回以下で、1万回以上の離着陸を行った航空機はまだ一機もないという。12日夜に同型機5機が全面的な検査を受けたが、異常は見つかっていない。