【ブリスベン13日AAP】フラン・ベイリー観光相によれば、2006-2007財政年度に、海外からのバックパッカーがオ―ストラリア国内で費やした額は4億9千5百万ドル増加し(対前年度比で20%増)、総計で30億ドルにも達したという。また、同時期の、海外からのバックパッカー旅行者数は、前年度より55万5千9百人増加している。
同相は、「海外からのバックパッカーは、豪経済にとって非常に価値ある存在であり、今後も引き続きバックパッカーの渡豪を奨励すべき」と、今後もバックパッカー旅行者を歓迎する意向を表明した。バックパッカーの旅行者数増加には、昨年、若者のバックパッカーが豪国内で働きやすくなるように配慮した新しいビザ制度が施行されたことも、関係していると思われる。
先週、連邦政府は、米国とカナダ政府との間で合意した新しいビザ制度を発表している。新制度下では、米国人とカナダ人の若者は、オーストラリア国内で1年間旅行し、6ヶ月間働くことが許可され、また、同期間中に最長4カ月間、勉強することが許される。この新しいビザ制度によって、バックパッカー旅行者がさらに増加し、国内経済により多くの金を落としていくことが期待されている。