【メルボルン16日AAP】オーストラリア海軍が女性兵士の豊胸手術に1万ドルもの公費を使用したとされている。軍高官らは、女性兵士の「心理的な問題」に取り組む目的で手術が行われたとコメントしている。
オーストラリア防衛軍のスポークスマンは美容整形手術に公費が使われたことを認めており、心理的・精神的な理由から手術せざるを得なかったとしている。豊胸手術を受けたのは25歳と32歳の女性海軍兵士で、「心理的な」問題を抱えていたとされている。
この2人の豊胸手術を行ったコーロシュ・タバコリ形成外科医は「心理的な理由ということで、海軍兵士2名の豊胸手術をしました。海軍は豊胸手術だと知ったうえで費用を払いました。けれど私の知る限り、医療目的での豊胸手術などあり得ません」とコメントしている。
防衛軍スポークスマンは、任務中に身体的外見が損なわれた場合においては整形外科手術が提供されるが、単に外見を向上するための手術は認めれられていないと述べている。ブレンダン・ネルソン防衛相スポークスマンは、今回の手術に関する詳細な統計は、来週明らかにされるとしている。