【ブリスベン16日AAP】インベスターズ・クラブの報告書で、国内の賃貸住宅取得可能指数から、オーストラリアの主要都市の中でブリスベンが最も賃貸料が高い都市であることが判明した。
賃貸住宅取得可能指数とは、ベッドルームが3つある平均的な家の賃貸料と所得との比率をもとに計算した指数。
ブリスベンでは所得の28.3%が賃貸に割り当てられていた。一方、ホバートは26.8%、パースは25.6%だった。シドニーは24.8%、アデレードは24.5%、メルボルンは23.3%。
インベスターズ・クラブ会長のケビン・ヤング氏は、高金利で新しい賃貸物件の供給が限られている上、若い家族はマイホームを購入する代わりに賃貸を強いられているとした。
「賃貸料の値上がりが原因でオーストラリアの家庭がますます財政難に陥っている責任はオーストラリア準備銀行にある」とヤング氏。オーストラリア不動産協会のデータによると、昨年、ブリスベンのウィークリー平均賃貸料は11.5%上昇した。