【シドニー19日AAP】新しい調査報告書によれば、オーストラリアの子供はオメガ3の摂取量が不足しており、健康な発育のためには、現在の5倍の量を摂取する必要があるという。
国内の児童は、平均して1日当たり50~100ミリグラムの長鎖オメガ3を摂取しているが、健康な脳の発育のためには、14歳以上の子供は1日当たり500ミリグラムのオメガ3を摂取することが望ましいという。長鎖オメガ3は、主に魚に含まれているが、調査対象となった5歳から16歳の児童5500人の大部分が、魚を食べるのは1週間に1度以下と回答している。
オメガ3センター代表の栄養学者ウェンディ・モーガン氏によれば、オメガ3は、骨の健康、脳の発育、行動、学習力、感情の発達に影響を与え、体の全ての細胞にとって必要とされる栄養素であり、魚介類を食べることによって、最も効率的に摂取することが可能だという。