【ブリスベン２６日ＡＡＰ】無免許運転で警官と高速追跡劇を繰り広げる中、１３歳の少女をひき逃げした事故当時１９歳のアドリエル・フェイス・クールウェルが、懲役９年の有罪判決を受けた。

　昨年１２月４日、ブリスベン郊外のレッドクリフ州立高等学校前で道を渡っていたケイトリン・ハンリックさんをひいた同被告は、負傷した被害者を無視して、さらに警官から逃げようと速度を上げ現場を走り去った。密集した住宅地と商業地で繰広げられた時速１２０キロにも及ぶ追跡劇は、ブレーキの壊れたクールウェルの車が木に衝突したことで終わった。同被告と同乗していた２人は走って現場を逃げたが、その後逮捕された。ケイトリンさんはヘリコプターでロイヤルブリスベン児童病院へ運ばれたが、間もなく死亡。
　同被告は２６日、ブリスベンの治安判事裁判所で、薬物影響下で危険な自動車運転を行い死亡事故を引き起こした罪と、違法に運転した罪を含む２５件の罪に対して有罪答弁を行った。