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広く普及している皮膚クリームでアレルギー反応

 【ゴールドコースト27日AAP】皮膚科専門医が行った最新の研究によれば、市場に広く普及している人気の保湿クリームにアレルギー反応による発疹を引き起こす成分が含まれているという。

 化粧品中に含まれる保存料によって引き起こされるアレルギー反応の研究の中で、顕著な数のアレルギー反応が、全国のスーパーマーケットやデパートで、レッドウィン・ソーボリンローションのブランド名で広く販売されているソーボリンクリーム中の添加物によって引き起されていることが発見された。NSW州とVIC州で皮膚科専門医へ治療に訪れた患者5千人以上を対象に行った今回の調査では、皮膚保湿剤として国内で最も多く販売されている同ローションに含まれる保存料クロロアセタマイドが原因でアレルギー反応を引起した患者が2%いたという。

 同研究を率いた皮膚科専門のエリザベス・チョウ医師は、「同成分は問題を生じることが知られているために化粧品業界ではあまり使用されていない添加物であることを考慮すると、2%は非常に高い値です。原因と特定された商品が全国広範囲で大量に販売されているために、このような結果が出たと思われます」と説明し、健康関連当局と同製品の製造会社へ問題を警告する書面を直接送る予定だと述べた。

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