【シドニー26日AAP】夏の到来を告げる夏時間が、今週末の日曜日午前2時(現地時間)から、NSW州、VIC州、ACT,SA州、WA州でスタートする。これらの州では時計の針を1時間進める必要があり、1時間睡眠時間が少ない週末となりそうだ。
TAS州では、10月7日からすでに夏時間が導入されており、QLD州とNT準州は、依然かたくなに夏時間の導入に反対している。夏時間の導入は国内で両極端に意見が分かれる課題となっており、NSW州政府が今年から導入期間を4週間延長することを決議した一方で、WA州では過去31年間にわたって州民投票で夏時間の導入が否決されている。WA州は現在3年間の試みとして夏時間を導入しており、今年で2年目、試験期間の後に再度州民投票が行われる予定。
今週末以後、NSW州、VIC州、ACT,TAS州は、ニュージーランドから2時間遅れ、アデレードより30分先、ブリスベンより1時間先、ダーウィンより1時間半先、パースより2時間先となる。今年の夏時間はNSW州、SA州、VIC州、ACTで、来年の4月6日まで続き、TAS州、WA州では3月30日までとなる。