【アデレード26日AAP】約12カ月後にパンダ2匹がアデレード動物園にやってくることになり、来園者数の倍増が期待されている。
ワンワンとヒュニという名前の2匹のパンダが中国から貸し出されるかたちでアデレードに連れてこられることになっており、この2匹が絶滅の危機に瀕しているパンダの繁殖に一役買うことも期待されている。動物園スポークスマンは、年間40万人ほどの来園者数がパンダ効果によって2年以内に2倍になる可能性があると述べている。
連邦政府は26日、来月の選挙で勝利したならば、パンダのために500万ドルかけて最新の囲いを設置すると約束している。アレクサンダー・ダウナー外相は「12カ月後にパンダが到着することになっています。パンダにとって居心地の良い住まいをつくり、繁殖の可能性も考慮し、来園者が鑑賞を楽しめるようにするためにも、パンダ専用の囲いをつくる必要があります」とコメントしている。
今回のパンダ貸し出しは、9月にシドニーで開催されたAPEC期間中にハワード首相と胡錦濤総書記との間で正式に決定された。