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タスマニア生まれの2匹のウォンバット、日本へ移住

 【ゴールドコースト27日AAP】ヘナとヘクターという名前のタスマニア生まれの2匹のウォンバットが、10月31日にゴールドコーストから日本へ旅立つ。2匹はゴールドコーストにあるドリームワールドでこの2年間を過ごし、今後は大阪府池田市にある五月山動物園で新しい生活をスタートさせる。

 五月山動物園は1992年1月にオーストラリア国外では初めてウォンバットの繁殖に成功し、2匹のメスのウォンバットが誕生した経緯がある。

 ドリームワールドのライフサイエンス所長であるアル・マッチ氏はヘナとへクターが居なくなってしまうのが悲しいと語り、「池田市はウォンバットへの思い入れが本当に強いですし、彼らにはウォンバットの飼育経験が20年近くあるのです。この2匹をしっかりと面倒見てくださるでしょうし、繁殖成功の知らせも聞ければと思っています」とコメントしている。

 2匹は11月1日に現地に到着する予定で、五月山動物園ではウォンバットの歓迎セレモニーを計画している。池田市ではウォンバットが市のマスコット・キャラクターになっており、標識や制服などに取り入れられている。

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