【ブリスベン30日AAP】QLD州は、10代の若者の整形手術と日焼けサロン使用に対し規制をかける国内で最初の州となるかもしれない。
同州のアナ・ブライ首相は30日、一部の調査から多くのティーンエイジャーが整形手術を受けることを望んでおり、実際の手術も広く行われている現状が指摘されていると述べ、医療専門家、当事者の若者達、そして両親らの見解をふまえた上で、規制を行う必要性を感じると語った。
あるゴールドコーストの整形医の報告によれば、同医が年間で整形手術を施したティーンエイジャーの数は100人を超えており、この数は毎年5%づつ増加しているという。11~18歳の少女4000人を対象に行ったある雑誌の調査では、4分の1が可能ならば整形手術を受けたいと回答しており、2%がすでに手術を受けているという。
同首相が30日公表した同問題に関する審議文書には、豊胸手術、鼻整形手術、脂肪吸引手術、コラーゲンやボトックス注入などの整形手術の他に、日焼けサロンの使用に関しての検討も含まれている。この問題は、最近になって日焼けサロンに定期的に通っていた26才のクレア・オリビアさんが、黒色腫を発病して死亡したことで関心を集める問題となった。