【シドニー5日AAP】過去2週間で、2歳と10歳の子供がビンディーズ社のおもちゃに使われているビーズを大量に飲み込み、病院に搬送された件を受け、NSW州政府はこれらのビーズが有害のものであるとし、おもちゃの販売を一時的に禁止する方針を発表した。
ウエストミッド子供病院で実施された検査の結果、子供たちが飲み込んだビーズは体内で4-ヒドロキシ酪酸塩を放出する化学物質を含有していることが判明した。毒物情報センターの副医務長、ナレン・グンジャ氏によると、4-ヒドロキシ酪酸塩の発生で、眠気、意識喪失、不可解な発作がみられるという。これらの症状は長期間持続するものではないが、命の危険性にかかわるため、すぐに医療措置が必要となる。
リンダ・バー二―NSW州貿易相は、すでにおもちゃを購入している家庭では、子供の手のとどかない場所におもちゃを置くよう指示をした。