【シドニー9日AAP】警察は9日、シドニー西部リスゴー付近の花火工場で発生した爆発事故の調査を開始する予定である。
事故が起きたのはワレラワンにあるハワード&サンズ社の工場で、8日午後10時過ぎに工場内の花火が爆発した。爆音は30キロ離れたところにも届くほどで、爆風で工場付近の8つの建物の窓ガラスが破損した。
事故当時、警察は施設内に誰もいないことを確認し、さらなる爆発の恐れがあったため半径1キロ以内の住民を避難させた。けが人はこれまでのところ出ておらず、警察は安全が確認され次第、事故現場で調査を開始する予定。
ハワード&サンズ社のウェブサイトによれば、同社の花火技術は世界屈指であり、2006年メルボルン・コモンウェルス競技大会や2002年サッカー・ワールドカップなどの際に花火打ち上げを担当したと紹介されている。