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ヒックス元受刑者、体験談を売れば厳しい処置に

 【キャンベラ1日AAP】デービッド・ヒックス元受刑者(32)が報酬を受け取って自らの体験をメディアに語ることについて、豪政府は警告を発している。ヒックス元受刑者は、アフガニスタンでの身柄拘束やグアンタナモ湾刑務所での体験について語ってほしいとのオファーを約30社から受けている。しかし、同受刑者が利益を得て自らの犯罪について語ることは禁じられている。

 ヒックス元受刑者は、2001年にアフガニスタンでタリバンと行動を共にしていたところをアメリカ軍によって身柄を拘束され、グアンタナモ湾刑務所に5年半拘置された。2006年に行われた米国軍法委員会でテロ支援の罪で有罪判決を受け、同年12月にSA州アデレード郊外のヤタラ刑務所を出所している。

 ロバート・マクレランド豪法務長官は「オーストラリアでは、犯罪行為の体験談を売ることは、法律で禁じられている。これに違反すれば、政府当局が厳しい措置を取ることになる」とコメントしている。

 一方、ヒックス元受刑者の父親テリー・ヒックス氏は「語ってしまって、それから事の成り行きを見守ればいい」とコメントしている。ヒックス元受刑者自身は、自らの体験について話すかどうかをまだ決断していないとのこと。
 

 

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