【シドニー2日AAP】ケビン・ラッド首相の自伝が中国で飛ぶように売れる日も近いかもしれない。
フィジアン・エデュケーション・プレス(FEP)は「ケビン・ラッド自伝」の中国語翻訳のハードカバー初版1万部を販売し、そのうち5000部をオーストラリア国内で販売して昨年中ごろからクリスマス頃までに完売している。FEPスポークスマンは「需要があれば、第2版を販売する用意があります。自伝を読んで、私自身もラッド首相を身近に感じるようになりました。彼は4人兄弟の1人として貧しい家庭で育ち、懸命に働きました。中国の貧しい家庭と同じ境遇です」と述べている。
自伝の表紙には「ルー・ケウェン(ケビン・ラッド):中国語を話すオーストラリア首相」と書かれており、中国社会でのラッド首相への注目度は高い。上海の新聞社は、すでにこの自伝本の特集を組む占有権を獲得している。