一般

VIC州消費者問題局、ジェットスター航空を調査へ

 【メルボルン3日AAP】ジェットスター航空に対する消費者からの苦情について、VIC州消費者問題局が調査を行うことになった。これは先週、同航空の便が欠航になった際に、空港に多数の乗客が取り残されるという事件があったためだ。

 先月31日夜、シドニー発のジェットスター航空の国内便が、天候不良のため欠航になった。搭乗予定だった幼児やお年寄りを含む乗客300人以上は、そのまま空港に置き去りにされ、夜間に警備員によって国内線ターミナルから締め出された。乗客の中には、付近のバス停や国際線ターミナルの床で夜を明かした人もいたという。

 トニー・ロビンソンVIC州消費者問題相は「近年の格安航空券の普及により、消費者は大きな恩恵を受けています。しかし、価格が安いからといって、乗客の権利を軽く扱っていいわけではないのです。今回のような事件において、私は特に子供や老人、病人などへの影響を懸念しています」とコメントしている。VIC消費者問題局は必要であれば、消費者の権利向上のため、ジェットスター航空に対して指導を行う予定。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら