【メルボルン4日AAP】教育監視機関は、暴行、窃盗、ストーキング、薬物などの犯罪歴がある何百人もの教師に対し、現在も教師として登録することを許可していることが判明した。
ビクトリア州教育研究所(VIT)は、犯罪歴のある教師15人の登録を公式に認めているが、ニュース・リミティッド系各紙は、その数は400人にものぼると報じている。
オーストラリア家族協会のアンジェラ・コンウェイ会長は、犯罪歴のある教師の中には復帰の機会を与えられるべき人もいるが、保護者は教師の犯罪歴について知る権利があると語った。
児童買春の犯罪歴がある教師はすぐに登録から排除されるが、そのほかの犯罪歴を持つ教師に関しては委員会が決定を下す。VITのアンドリュー・イウス会長は、「たった一度の過ちなら、教師として働くことを許可すべきという状況がある」と語った。