一般

オーストラリア南東部で、7日に部分日食

 【シドニー6日AAP】7日午後にオーストラリアの南東部で、月が地球と太陽の間を通過することによる部分日食が観測できる。

 この天文学的な現象はブリスベンからアデレードの間で見ることができ、特にシドニー、キャンベラ、ホバートで大きな日食の影響を観測できるという。ブリスベンで午後2時19分から観測可能となる日食は、キャンベラで午後4時27分に終わる予定。月によって覆われる太陽の割合が最も大きく見えるのはホバートで、太陽の30%が隠される。この割合が最も少なく見えるのはアデレードで、2.5%。シドニーでは太陽の21.5%が、キャンベラでは21%、メルボルンでは18%、そしてブリスベンでは14%がそれぞれ月によって隠される。

 シドニー天文観測所のニック・ロム博士は、「日食を観測する最も安全な方法は投影法です。天文望遠鏡を持つ人はそれを使用して観測し、持たない人はピンホールカメラを作って観測して下さい」と、太陽を直接見ることの危険性を警告した。ピンホールカメラは、白い厚紙に直径1ミリほどの穴を1つまたは複数開けて作ることができる。観測者は、太陽を背にして、太陽の光がこの穴を通って別の白い紙に当たるように位置することで太陽を観測することができるという。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら